動くといっても、指を数センチ動かして駒を進めるだけ。
それなのに、なぜそんなに体重が減るのでしょう?
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実はこれ、「集中力によるエネルギー消費」が原因。
集中しているとき、私たちの脳はとても多くのエネルギーを使います。
脳の重さは体重のたった**2%**ですが、なんとエネルギー消費量は**全体の20%以上**!
わかりやすく言えば日常のエネルギー消費の20%以上は脳が使っているということです。
つまり、集中すればするほど、脳がエネルギーをどんどん使う=カロリーを消費するってことなんです。
特に将棋やチェスのような頭脳競技では、
– 何手も先を読む
– 膨大なパターンを記憶から引き出す
– 対戦相手の心理を読む
といった**極度の集中状態が長時間続く**ため、エネルギー消費が異常に高くなるのです。
チェス世界王者は、
国際大会中に**一晩で4,000〜6,000kcalを消費する**こともあるとか。
それって、**マラソン1本分以上**のカロリーです。
つまり、「考えるだけでフルマラソン並みにカロリーを燃やしている」ってことなんですね。
将棋の対局にも大きなカロリーが消費されています。
人間の脳は体重のわずか2~3%を占めていますが、驚くことに、日常的に摂取するカロリーの約20%を消費しているということは先述しました。
その上さらにプロの将棋棋士は、対局中に特に頭を使うため、この消費量はさらに増えるのです。
しかも長丁場です。
タイトル戦では4時間にも及び、すべても持ち時間を使えば8時間にもなるわけで、その間ずっと集中力は張りつめているのです。
1日や2日の対局を経て数キロ体重が減ってしまうと証言している棋士もいます。
思えば棋士に太っている人がほとんどいないのも納得です。
では、私たちも考えるだけで痩せるの?
と、思いますよね?
これはさすがにプロ棋士レベルの集中力を日常で持続するのは難しいかもしれません。
でも、以下のような「集中力を必要とする遊び・習慣」には、軽いダイエット効果+メンタル回復効果があることがわかってきています。
| ジャグリング | 無心で集中。肩・腕・体幹も使う
| ヨガ(バランス系) | 姿勢と呼吸に集中→体幹刺激+癒し
| けん玉 | 一撃成功に全集中。脚・体幹にも刺激
| パズル・ルービックキューブ | 脳が活性化。気づけば1時間没頭
| 将棋・チェスアプリ | 対戦に夢中になって余計な食欲が消える
集中してる間、人は「今」に全力投球している状態。
余計な不安や空腹、ストレスが一時的に消え、「静かな脳」になります。
これはまさに**脳の断食**とも言える状態。
この時間を1日10分でも持てると、メンタルにも、身体にも変化が現れてくるはず。
– 脳を使うことは、意外にも“軽い運動”と似た効果がある
– 集中力の高い遊びは、ストレス解消&ダイエットにもつながる
– 「ただの趣味」だと思っていたものが、実は“痩せ習慣”かもしれない!
【今日からできるミニチャレンジ】
1日10分、スマホじゃなくて“集中できる遊び”をやってみよう!
自分に合う「無心になれる時間」を見つけてみよう!
ダイエットにおいて成功するためには、ただ食事制限や運動をするだけでは不十分です。集中力を高めることで、より効果的にダイエットを進めることができます。ここでは、集中力を活用したダイエット法について詳しく解説します。
食事も集中力に影響を与えます。栄養バランスの取れた食事を心がけることで、脳の働きが良くなり、集中力が向上します。特に、オメガ-3脂肪酸やビタミンB群を含む食品を積極的に摂取することが推奨されます。
ダイエットにおいて「マインドフルイーティング」は非常に効果的です。これは、食事をする際に自分の感覚に集中し、食べ物の味や香り、食感をじっくり味わう方法です。
この方法を実践することで、満腹感を得やすくなり、過食を防ぐことができます。また、食べ物に対する意識が高まり、健康的な選択をする助けにもなります。たとえば、テレビを見ながら食べるのではなく、食事に専念することで、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
集中力を高めるためには、日常生活において効率的なルーチンを確立することが大切です。朝の時間を利用して軽い運動をしたり、食事の準備をすることで、心の余裕を持つことができます。
また、毎日の運動や食事の記録をつけることで、自分の進捗を確認しやすくなります。これにより、モチベーションを維持しやすくなり、ダイエットの成功につながるのです。
集中力はダイエットの成功に欠かせない要素です。高い集中力を持つことで、食事や運動に対する意識が高まり、ストレスを軽減し、目標を達成しやすくなります。瞑想や運動、適切な睡眠、食事の見直しなど、集中力を高めるための方法を取り入れて、あなたのダイエットをさらに効果的なものにしましょう。集中力をうまく活用し、理想の自分を手に入れるための第一歩を踏み出してみてください。