富山の健康”知恵袋“

夏を元気に乗り切る!シンプル&実践的な暑さ対策

'25.07.16

暑さを味方に変える視点――まずは自分の“快適温度”を知ろう

暑さ対策の第一歩は、「自分が心地よく過ごせる温度と湿度」を把握すること。室温計と湿度計をリビングや寝室に置き、数値と体感のズレを確認してみましょう。数字で把握するだけでも、空調や換気を“感覚任せ”ではなく“データドリブン”に調整でき、ストレスを大幅に減らせます。

水分&ミネラルチャージを習慣に――“のどが渇く前”がコツ

暑い日は知らず知らずのうちに水分が奪われがち。真水だけでなく、自然なミネラルを含む麦茶やハーブティー、フルーツを浮かべたウォーターインフューズなどを常備し、少量ずつこまめに飲むスタイルを習慣化しましょう。塩気のあるスナックや梅干し、ナッツ類を併せれば、補給バランスも整います。

日中の室内を涼しく保つコツ――エアコン&扇風機のW活用

冷房効率の鍵は「空気を動かす」こと。帰宅後はまず窓を開けて熱気を逃がし、エアコンで設定温度を下げたら扇風機やサーキュレーターで空気を循環。冷気が床の近くに滞るのを防ぐため、扇風機の風は斜め上向きに。これだけで体感温度が下がり、冷房の設定温度を上げても快適さをキープできます。

窓からの熱をカットする簡単DIY――カーテン&遮熱シートの活用

室温上昇の大半は窓からの輻射熱が原因。遮光・遮熱カーテンやアルミ蒸着タイプの断熱シートをガラス面に貼ると、熱をブロックし冷房効率がアップします。外側で日差しを遮る“すだれ”や“オーニング”は手軽なうえに見た目も涼しげ。休日に30分ほどでできる簡単DIYで、電気代対策にもつながります。

外出時の“ひんやりアイテム”活用術――持ち歩きクールダウン

直射日光を軽減する折りたたみ日傘、冷感タオルやアイスリングは、カバンに入れておくだけで頼もしい味方。衣類は接触冷感素材・吸汗速乾素材を選び、首筋やわきの下に保冷剤を挟めるタオルスカーフを使えば、屋外でも爽快な状態をキープできます。

すっきり眠るための夜のルーティン――“予冷”と“深部体温リセット”

寝る90分前にぬるめのお湯で短めの入浴をすると、湯上がり後に自然な放熱が進み入眠がスムーズに。就寝30分前には寝室を軽く冷やし、寝入ってからは弱風の扇風機で空気を循環。敷きパッドや枕カバーを接触冷感素材に替えるだけでも、寝苦しさがぐっと軽減されます。

夏の活力を支える食卓づくり――色と香りで“食欲アップ”

暑さで食欲が落ちるときは、彩り豊かな食材と爽やかな香りが味方。トマトやパプリカなどのビタミンカラー野菜、シソやミョウガの薬味、レモンやライムの柑橘系ドレッシングで、食欲を刺激しながら水分・ミネラル・ビタミンを同時にチャージ。冷やしすぎず常温で提供すると胃腸の負担も軽減します。

汗を楽しむ!安全な運動タイミングと工夫

早朝や日没後の涼しい時間帯にウォーキングやストレッチを行うと、気分転換に効果的。日なたを避け、通気性の高いウエアで軽めの運動から始めれば、汗をかく爽快感とともに“夏負けしにくい体”が自然と育ちます。運動後の水分補給も忘れずに。

まとめ:小さな工夫で“暑さに強い”毎日を

気温の上昇はコントロールできませんが、室内環境づくり・水分補給・住まいの遮熱・ひんやりグッズ・ルーティンの組み合わせで体への負担を減らすことは誰でも可能。今日できる小さな工夫を積み重ね、「暑い夏だからこそ楽しめるコト」を存分に味わいましょう。