富山の健康”知恵袋“

「手放す」だけで体が軽くなる──執着をやめた人が健康になる理由

'25.11.05

私たちは気づかないうちに、たくさんのものに「執着」しています。
人間関係、仕事、金、過去の後悔──。
それらを手放せない心が、知らず知らずのうちに体へも負担をかけているのです。

執着を手放すことは、単なる精神論ではありません。
実際に脳や自律神経のバランスを整え、健康を取り戻す「科学的な行為」でもあるのです。

執着がもたらす身体への悪影響

自律神経の乱れと慢性疲労

執着とは、「こうでなければならない」と思い込む心の緊張です。
この状態が続くと、交感神経が過剰に働き、体は常に“戦闘モード”になります。
結果として、慢性的な肩こり・頭痛・胃痛・不眠など、ストレス性の不調が現れやすくなります。

コルチゾール過多と免疫低下

手放せない人は、脳内でストレスホルモン「コルチゾール」の分泌が増えがちです。
このホルモンが長期間高いままだと、免疫が下がり、風邪をひきやすくなったり、
肌荒れ・倦怠感・ホルモンバランスの乱れを引き起こすことがあります。

睡眠とホルモンの関係

「考えすぎて眠れない」状態も執着のサインです。
睡眠が浅くなると、成長ホルモンやメラトニンの分泌が減少し、
細胞の修復や代謝がうまくいかなくなります。
結果として、心身の疲れが抜けず、慢性的な疲労へとつながってしまいます。

“手放す”ことで起こる脳と心の変化

扁桃体の興奮が静まり、前頭前野が働き出す

執着しているとき、脳の「扁桃体」が常に危険を感知しています。
しかし「手放す」と決めることで、その興奮が落ち着き、
冷静な判断を司る「前頭前野」が活性化します。
すると、「今ここ」に集中できるようになり、思考のノイズが減ります。

セロトニン・オキシトシンが増え、幸福感が高まる

心が軽くなると、脳内では“幸福ホルモン”と呼ばれるセロトニンやオキシトシンが増えます。
これらはリラックスを促し、免疫機能を高め、自然治癒力をサポートします。
つまり、「手放す=癒しのスイッチ」を入れる行為なのです。

今日からできる“手放し習慣”5選

1. 書き出して客観視する

モヤモヤをノートに書き出すことで、感情を外に出すことができます。
頭の中に留めず「見える化」することで、執着は弱まっていきます。

2. 深呼吸と瞑想で「今ここ」に戻る

過去や未来にとらわれず、呼吸に意識を向ける時間を持ちましょう。
1日3分でも、心と体の緊張がほぐれます。

3. SNSや人間関係の“情報断捨離”

疲れる人間関係やネガティブな情報から、少し距離を置いてみましょう。
その余白が「自分を感じる時間」に変わります。

4. 感謝ノートで「すでにある豊かさ」に気づく

足りないものにフォーカスすると執着が生まれます。
今あるものを書き出すと、「自分はもう十分に満たされている」と気づけます。

5. 「まぁいっか」を口癖にする

完璧を求める心が緊張を生みます。
「まぁいっか」とつぶやくだけで、体の力がふっと抜けるのを感じるはずです。

まとめ:手放すとは「信頼」そのもの

手放すとは、諦めることではなく、
「今の自分」「これからの流れ」を信じることです。

執着を減らすほど、心と体は自然に調和し、
自律神経・免疫・ホルモンのバランスが整っていきます。

つまり、健康の第一歩は「足すこと」ではなく、「手放すこと」。
頑張りすぎる心を少し緩めて、今日も深呼吸してみましょう。